ぶどうは、苗木を植えてから3年目でようやく1房の実をつけます。そしてそのぶどうをワインに仕込むまでさらに半年間、熟成の期間も含めるとワインボトルの完成には、少なくとも5年以上の歳月が必要になります。 ここでは、ワイン作りの前半部分にあたる「ぶどう畑」の1年間の作業内容を紹介します。
冬の間に雪の下に埋まってい た樹を1本1本起こし、ひもで 針金に固定する作業です。 10,000本の樹を結び終えるの に、3週間ほどかかります。
新しい畑や枯れた樹の跡に 新しい苗木を植えます。 2006年には、3,200本の苗木 を植えました。
たくさん出た新しい芽を、適正な数に間引く作業です。 ぶどうの花が咲く7月始めまでには終わらせなければ なりません。
ぶどうの成長に妨げとなる雑草は、くわや機械そして手で刈ります。この他、ぶどうを育てるための畑作りには様々な作業があります。 水はけの悪い畑には、地中に排水路を設置したり、冬の間製造した堆肥を撒いて栄養を補給します。
春に出た新芽が、まっすぐ空に向かって伸びるように 専用の道具で針金に固定します。
熟成を促しよい実を得るために、 成りすぎたぶどうを落とします。
収穫は短期間で行うため、 多くの人手が助けとなります。
来年に備えて今年伸びた芽や枝を 適正な長さに切りそろえます。 一年で一番大切な作業といえます。